調色初挑戦

次回オンラインストアの限定商品の1つでもあるスタビライズドウッドは樹脂を染み込ませて作る、木なのに木ではない雰囲気を持った面白い材です。
実際に樹脂を染み込ませているので半分は木材ではないですけどね(笑)

そんなスタビライズドウッドですが、樹脂を染み込ませているため材の強度が上がり、その分加工が難しくなります。なので今までは片手で数えられるほどの回数しか加工したことがありませんでした。
ですが今回はなんと、なんと・・・最初の調色をして材を選び、染み込ませるところからやらせてもらいました!!
ずっとやってみたかったことではありましたが、とても緊張しました・・・

最初に、色を決める一番大事な調色をしました!
今回はスタビライズドウッドを制作する際に使用した樹脂を元に、混ぜ合わせて、染料を入れ色の微調整をして紫色と緑色を作りました。
染料を少し入れるだけで色が全然変わってしまうので、緑色を作る時に中々狙った色にならなくて難しかったです。

そしてその後に染み込ませる材を選びました。折角なら社長でも染めたことの無い材をやってみたい!と思ったので、定番の栃や楓だけでなく、キハダや欅、黒柿などを選んで染めてみました。

そして染めた材をオーブンで固めたらスタビライズドウッドの完成です!
元々の材とは違った雰囲気の材になるので、完成形が想像できず楽しみでした。

瘤材は元々加工しづらかったですが、樹脂が染みて更に硬くなり個人的に更に難しくなっていました。
ですが、材によっては硬さが均一になり加工しやすくなったものもありました。

そして加工し、完成したのがこちら!
この3本は作ったものの1部ですが、とても綺麗なものができました!!
左から楓、楓瘤、欅のスポルテッドです。楓と楓瘤は液そのままに近い色で染まりましたが、欅は元が黄色なので、液よりも暗めの緑いろになりました。
液に近い色とは言え、楓は明るい緑、楓瘤は暗めの緑色になりました。
全て同じ液に浸けたのですが、材によって違う色になったのが面白かったです♪

この中でもお気に入りは欅のスポルテッドです♪
欅は材の黄色い色によって液の元々の色とは違う色になったのも面白かったですが、スポルテッドの黒い線の所で色が綺麗に分かれたのが更に面白かったです!

今回作った樹脂が残り少しなので、後数本しか作れませんが、色々な材でスタビライズドウッドを作ってどの材が染み込みやすいのか、どんな見た目になるのか色々と実験してみようと思います!
どんなものができるのかまだまだ形になっていないものがあるので、ペンの形にするのが楽しみです♪

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