初チャレンジ【ココボロ】

誰にでも、加工するのが苦手な材や進んで使いたくない材はあります。
私の場合は、以前紹介したチーク瘤が1番苦手な材です。少しずつ上手に削れるようになってきましたが、初めて削ってから1年以上経った今でも苦手です・・・

他の人はどうなのだろう?と思い、社長と会長に進んで加工したくない材はあるか聞いたことがあります。その時に2人から名前が挙がったのが【ココボロ】でした。
先日私も遂にココボロを挽く機会があり、初めてチャレンジしたのでその時のことを書いていこうと思います!

ココボロはサザンアメリカンローズウッドという別名のある、マメ科の広葉樹で、メキシコやコスタリカなどの中米に生息しているローズウッドの仲間です。

比重が1.1と大きく、耐久性もある木材です。また、硬いのですがろくろでも鉋でも加工しやすいです。
加工しやすいと言っているのに、なぜ加工したくないのでしょうか?
「全くと言って良いほどサンドペーパーが効かない」と「すぐに色が変わってしまう」という理由があるからだそうです。

私もサクサクと削り進め、いざ問題のサンドペーパーがけへ!

サンドペーパーをかけてみての私の感想は「思った以上にペーパーがかかる」です。
お2人から全然ペーパーかからないからね!って言われていたのですが、個人的なペーパーがかからないものを順に並べると、ココボロ<<<檜、屋久杉<<<<<<ボコテという風になるほどボコテの方が断然サンドペーパーがかからなかったです。
社長にサンドペーパー普通にかかりましたよ!と言うと、「記憶と違う・・・」と言われました(笑)

もしかしたら白太が多いからサンドペーパーがのりやすかったのか?と思い全部赤身のものを加工してみたのですが、そんなことは無くこちらも普通にサンドペーパーがかかりました(笑)
社長と会長の記憶の中のココボロは何だったのでしょうか・・・
もしかしたら、サンドペーパーが進化したり、当時と使っている刃物が変わったりして加工しやすくなったのかもしれません。

削る前は黒っぽい色をしていましたが、削りたては茶色っぽいオレンジ色で艶がありとても綺麗です。ですが、数日もすると削る前のような黒っぽい色になってしまいます・・・
綺麗な色が続かないのはちょっと寂しいですが、ここから更に色が変わるのかも気になります!

予想以上に加工が簡単で、ちょっと拍子抜けしてしまいました(笑)
ですが、逆目が出ると直しづらいのでまた加工する時は油断せず、意識して加工したいです。

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