癒しのひと時【鳥羽水族館】

前回投稿した[癒しのひと時【伊勢シーパラダイス】]、に行った次の日にも、とある水族館へ行ってきました。
そこは私がずっと前から1度は行ってみたいと思っていた水族館の一つで、飼育種類数日本1の【鳥羽水族館】です!

こちらの鳥羽水族館は飼育している種類が多いのは勿論凄いのですが、更に国内でも数ヶ所、もしくは鳥羽水族館でしか見られない生き物が複数いるのです!
紹介したいところは数多くあるのですが、今回はその国内での展示数が少ない生き物達にピックアップして紹介していこうと思います。

まずは生きた化石、オウムガイ!
シーラカンスやカブトガニと同じく何億年も前から姿を変えず、今まで生きてきました。
水深およそ100m – 600mに生活しており、800m以上深くになってしまうと殻が水圧に耐えきれなくなってしまうそうです。
こちらで展示されているのはパラオオウムガイで、オウムガイ類全体で見ても国内での展示は鳥羽水族館のみになります。

(目のところがフライドガーリックのように見えるパラオオウムガイ)

2022年11月に最後の飼育個体が亡くなったのですが、2023年2月に新しい子達がやってきて今でも元気に生活しています。
現在は6体いるそうですが、個体数が減少し保護のために国際取引を制限されているため今展示されている個体が亡くなってしまうとまた国内で見られるか分かりません。

続いてはパンダのようなカラーリングの可愛いイロワケイルカ!
世界最小クラスのイルカで、その大きさは1,5mほど。よく見るハンドウイルカが2m~4mなので小さいのがよく分かりますね。
胸鰭前縁にギザギザした小突起があり、これを擦り合ってコミュニケーションをとります。

イロワケイルカは現在2ヶ所で見る事ができ、鳥羽水族館にはメス2頭、オス1頭の計3頭が生活しています。
鳥羽水族館でのイロワケイルカの出産は20例あり、今後も他の水族館の子や鳥羽水族館内で交配して新たな命が生まれる可能性もありますが高齢の子が多いため見られなくなる可能性も大いにあります。

お次はぽってりフォルムのマナティー!
3種類いるマナティーのなかで鳥羽水族館にいるのはアフリカマナティーで、体長は4,5m、体重は360㎏ほどになります。(こちらにいるみらいちゃんは大きいので、恐らくもっと重たいかな?)

国内でアメリカマナティーは2ヶ所、アフリカマナティーはこちらでしか見ることができません。
更に2頭いた内の1頭が今年の7月に亡くなってしまい、国内ではみらいの1頭だけになっていました。

次は人魚のモデル?ジュゴン!
マナティーと同じく海藻を食べ、体長は3m、体重は450㎏ほどになります。

体表にはうっすらと毛が生えており、ちょっとだけ大根の様にも見えます(笑)
昔は沖縄にも数多く生息していたのですが、捕獲されすぎてほとんど確認することができなくなってしまいました。

水槽の中をぐるぐると泳いでおり、わざと壁やガラスにぶつかっていました(笑)
痛くないのだろうか・・・

ラストはとっても可愛いラッコ!

海の生き物の中でも可愛くて認知度も高いラッコ。さぞ国内での展示数は多いのかと思いきや、鳥羽水族館含めて2ヶ所で計3頭しかいません。
この可愛い生き物を2ヶ所でしか見られないのか・・・と残念に思ったかもしれませんが、こちらのラッコ水槽は24時間配信をしているので気になった方はそちらを覗いてみて下さい♪

体長は100cmほどで意外と大きく、立つと人の腰程まであるのでその大きさが分かります。
鳥羽水族館にいるのはアラスカラッコで、良質の毛皮を持つため乱獲された過去があります。

とても可愛らしいですが、貝やイカを食べるため顔に似つかわしくない鋭い歯をしています。

(個人的にお気に入りの1枚)

以上が鳥羽水族館でも特に珍しい生き物達でした。他にもスナメリやハイイロアザラシなど国内でも数少ない水族館でしか展示されていない生き物達がいます。
マナティーやジュゴンなどの海牛類は絶滅危惧種に指定されており、今鳥羽水族館で飼育されているこの子達が亡くなると国内ではもう2度と見られなくなってしまうかもしれません。
生き物が好きな人には是非1度行っていただきたい水族館です。悩んでいる間にも何があるか分からないので、できれば早めに・・・

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