私は工場での加工をメインでやっているのですが、ペンの組み立てをする為にお店で作業をする時もあります。
そのため開店日に作業をする為にお店にいることもあるのですが、その時に店舗限定樹種でよく聞くものが3つあります。
それは、黒柿の孔雀杢と花梨瘤とマーブルウッドです!
この3つはお店にいる時に毎回聞くと言ってもいい位に店舗限定樹種の中で人気なものです。
どんな樹種だっけと思ってこの3つの事を考えていた時に、花梨と黒柿は果物の木なので身近な方ですが、マーブルウッドは名前を聞いたことも無くどんな木か分からない人が多いのでは?と思いました。
なので、今回はお店人気TOP3の内の1つであるマーブルウッドの紹介をしていこうと思います!
マーブルウッドというのは実は東南アジア周辺に生息している雑木の中で、瘤杢が現れているもの全般を指すものとされているそうです。
つまり、マーブルウッドというのは通称で、この木の正式名称は分かりません・・・
日本国内でマーブルウッドという名前で複数の樹種が出回っているため、正確な情報が少ない樹種になります。
正確な情報は少ないのですが、私が調べた限りはその多くの材はツクンシ科かクスノキ科の材が多いようです。
野原工芸で扱っているマーブルウッドは匂い的にクスノキ科だと思われます。
(穴を開ける時に楠に近い独特の匂いがします(笑))
加工面では程よい硬さで削れはするのですが、ボソボソしやすい気がします。
そしてサンドペーパーがかかりやすいので気を付けないと削れ過ぎてしまいます。
そのため逆目が出て気になるところを直そうとしたら・・・なんてことが気を付けないと起きてしまうのでサンドペーパーを当てる時も気を使います。
また、材によっては瘤で穴が開きまくっていて埋めたりするので時間がかかります・・・
マーブルウッドは見た目が綺麗でとても人気ですが、謎が多く、加工の際は他の材に比べて手のかかるものです。
紅木を調べた時もあまり情報が出てこなかったのですが、これほどまでにマーブルウッドは情報が出てこないものかとビックリしました。
木にはまだまだ知らないことが沢山あるのだと改めて思いました。今回は自分の持っている本と、インターネットで調べただけなので、今度本屋や図書館に行った際に何か木材に関する本が他にないか探して調べてみようと思います!
今回調べたマーブルウッドについては社長もブログにまとめていらっしゃるので、是非そちらもみて下さいね♪
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