材木と言えば皆さん黄色や茶色、白っぽい色を思い浮かべると思います。
私も最初はそう思っていたのですが、野原工芸に来てこんなにも木材の種類があって、色もカラフルなのかとビックリしました!
中でも驚いたのは赤系統の色が多かったことです!
赤系統の木と言えば、優しいピンク色の桜や梅、オレンジや鮮やかな赤色の花梨やシーオーク、以前紹介した紅木等沢山あります。
その中でも、着色なしの無垢でここまで鮮やかなピンク色をした材があるのかと、特に驚いた材があります。それは・・・
ピンクアイボリーです!ほぼ加工なしでこの色なので凄いです。
スタビライズドウッドじゃないのかと思うほど鮮やかな色をしています。
ピンクアイボリーはアフリカ南部が産地の、クロウメモドキ科の広葉樹の散孔材です。
粘り気と硬さがあり、加工してみてあまり加工しやすいとは思いませんでした。
旋盤加工ではゴリゴリと削れていく感じで、サンドペーパーがかかりづらい感じはしませんでした。
私はやったことが無いのですが、本で調べてみたところ昇降盤やバンドソーで切った時に断面が焦げてしまったらしいので、ウッドキューブを作る時に断面は滑らかに焦げないように切る時は一層気を付けないといけないなと思いました。
色は全体があの鮮やかなピンク色ではなく、辺材は桜色をしているそうです。
サンドペーパーで磨いてオイルを塗ると艶が出て、より一層鮮やかになります。
完成直後はとても綺麗ですが、これが経年変化をしてどんな色になっていくかも気になるところです。
もし、ピンクアイボリーを購入して経年変化をしているものを持っている方がいらっしゃればどんな風に変化したのか是非教えて欲しいです!
今回は旋盤加工しかしていないので、もしウッドキューブを作ることや穴あけをすることがあれば、焦げやすそうなので、焦げてダメになってしまわないように気を付けて加工したいです。
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