ある日、工場でいつもの様にペンを挽いていた時の事。
バーズアイメープルを挽いていて、ふと気になったことがありました。
バーズアイの模様の他に細かい胡麻のような模様が見えるのです。
この模様を【樫目(かしめ)】と言います。
この樫目が普通の楓はこんなにも見えるだろうか?と思って気になりました。
いつも挽いている楓はこのバーズアイメープルほど出ていなかった気がして、近くにあった楓を挽いてみると、やはり樫目は全然目立ちませんでした。
この違いは何なのでしょうか?
樹種辞典で調べてみると載っている写真はやはりメープルの方は樫目が大きく、楓(板屋楓)の方は樫目が見えづらかったです。
どちらもムクロジ科の広葉樹でぱっと見、材として大きな違いがあるようにはあまり感じません。
生えている地域によってこの違いが生まれたのでしょうか? それとも木として何か違うのでしょうか?
本で見たところ学名が違っていたので、木としての根本的に違うものがあるのかなと思いました。
さらに詳しく見ると、メープルの中でも北米中部~東部に生えている重厚で硬いシュガーメープルやブラックメープルの事を指すそうなのでシュガーメープルとブラックメープルでも何か違うところがあるのでしょうか?
でも、市場や材木屋さんではそこまで細かく分けていないということはそんなに違わないということなのでしょうか?
調べれば調べるほどよく分からなくなってきます・・・
以前書いた紅葉も楓の仲間で、板屋楓やハードメープル、ソフトメープル、シカモア等々楓の仲間は200種類以上あるとも言われているそうなのであまり細かく分けていられないのかもしれませんね(笑)
今回は樫目の大きさが違うところが特徴かも?ということしか分かりませんでした・・・
手持ちのものではこれ以上に詳しい違いは分からなかったので、今度は植物辞典などでも調べてみようと思います!
そしてハッキリと楓とメープルだと分かる材を挽き比べてみようと思います!
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